1/12 ホンダNXR750
'86 ホンダNXR750(タミヤ1/12)-C.ヌブー-(パリ・ダカール・ラリー仕様)。1991(H03).08.09、完成。

エンジンは、779cc水冷SOHCの4バルブ4ストロークV型2気筒70ps以上を発生させる。
あの過酷なラリー、パリ・ダカール・ラリー(通称「パリ・ダカ」)を制覇するべく、ホンダが新しい技術を盛り込んで造り上げたスペシャル・マシン
 
'86、「パリ・ダカ」の二輪クラスに於いて、4連覇を目指すBMWを阻止する為、スペシャル・マシンを与えられたホンダのC.ヌブーは序盤からリードを広げて行く。
だが、競技期間中にラリーの創設者であるT.サビーネが事故で他界すると云う情報が入り、一時はラリー中止、最悪の場合はラリーそのものが消滅かと思われた。
しかし、ラリーの参加者達はT.サビーネの意志を継ぎ、結局ラリーは続行される。
そして、C.ヌブーのリードは最後まで揺るがず、ホンダは忘れる事の出来ない年となった'86のこのラリーを征する事となったのでした。
完走率15%以下。これは、当時22回目を数える大会の中では最低の数字であった。
 
実車は、水冷エンジンを採用したと云う事で、負けずに(?)この模型もタミヤの水性アクリル塗料をトライして見ました。
で、マフラーをX-18"セミグロスブラック"、ハンドル・グリップをXF-1"フラットブラック"で塗装したのですが、結果は・・・。
マフラーは何時まで経っても乾かず、保存していた箱の紙が張り付いてしまい(よく見ると解ります)、ハンドル・グリップにはカビが生えてしまいました(1番下の写真、参)。
 
「やっぱりラリーに出るバイクだから、ちゃんと汚しをしているんですね。」
いえいえ、デカールが黄ばんでいるだけです。それにロスマンズの赤・金ラインのデカール貼りも手こずり、タッチ・アップしたら余計にごわごわした感じになっただけです!
でも、この汚れ方、結構、実感あったりして・・・。

サイド・スタンドは日本のバイクとは逆に右側に付いています。

それにしてもこのバイク、かなりの大きさなのですが、この写真では解り辛いですね。
この大きさを写真で如何に表すのかも、今後の新しい課題になりそうです。
 
このマシンで培われた技術が、後の同社"アフリカツイン"シリーズに受け継がれて行く事になるのですね。
これが市販されるなんて本当に凄い事です。
 
その他、ベース・ホワイトを知らなかった為、ホワイトを塗るのにかなり手こずったりで(途中でイヤになった期間もあって)、完成までかなりの期間が掛かってしまいました。
でも、やっぱり完成してみると、冒険心を擽られるスタイルですな。(BGMはやっぱり、某カップ・メンのCMソングで・・・)
 
V型エンジンでスリムとは云え、エンジンを挟み込む左右のタンク+シートレールを兼ねたリアのタンク合計57Lのスタイルは、正にスーパー・サイズ・バディです。
でも左右のタンクの合わせ目を消してしまったのは、ちょっとした勇み足でした・・・。

ああ、ハンドル・グリップのカビが・・・。

使用カメラPentax K-x、2022(R04).03.21撮影。
 
戻る