1/24 フィアット500D
フィアット500D(グンゼ1/24)、1991(H03).12.14 完成。
あ、正式名称は「フィアット・ヌオーパ500D」だそうです。
1965年型、OHVの空冷直列2気筒499.5ccの17.5ps。
 
このキットはグンゼの1/24「フィアット500D」の<"上級者向け"キット>=<エンジンやその他のパーツをホワイト・メタルやエッチング等金属パーツに置き換えたキット>をそのまま作ったモノで、私の中の第二期のモノです。

尚、そのグンゼのキットは「フィアット500D」となっていますが、細かい事を云いますと、中身の主要パーツは結構「フィアット500F」だったりします。
ですから生産が開始され始めた1961年の「フィアット500D」をそのまま作るのには少し無理がありますので、ここは一つ少々頭の方を捻って、−こいつはD型の生産ラインがF型に切り替わる1965年に"どさくさ"で造られた、新しいF型のパーツを使った最後の「フィアット500D」である−と、かなり強引に解釈致しました(実際にもそう云う事は割とあった様です)。
だからこの子は1965年型だったのね。

ボディはMr.カラーNo.99アイボリーを使い、古さを出す為にクリヤー掛けはしませんでしたが、酷い墨入れがその効果を半減させてしまいましたですな。
グンゼお得意のゴム製パーツ、シートはしっかり塗ったのに、現在はひび割れしてしまってます(涙)。
メッキ・パーツはそのままで、テール・ランプなんかは資料を探す事もせず適当に塗りました。
オーナメントは、ホワイト・メタル製で、その上にエッチング・パーツを重ね、それを塗り分ける様になっていますので、そこだけは繊細な感じが出ていますが、エッチング・パーツ自体は概ね薄っぺらい感じがして、私はあまり好きにはなれません(適材適所なのか)。
そして同じくメタル製のリヤ・サスペンションは、かなり削って車高を調節する様になっていましたが、完成間際で気が付きましたが面倒なのでそのまんま・・・(なので妙に腰高・・・)。
それでも、一応運転席内部はシート・ベルトを含めドアの内張まで完全再現(見えないじゃん!)。
ルーフのキャンバスは、昔AFVでさんざんやった、溶きパテを塗ったティッシュにタミヤ・エナメルXF-49カーキで塗装。
ナンバー・プレートは例のアニメ映画っぼく架空の物です(あ、そこに登場するのはF型です、念のため)。
最も例のアニメ映画では、黒地に白の文字ですが、当時の技術力の関係で、白塗りのプラ板に黒のインレタでの再現となりました。
「当時はソレが、精一杯・・・。」
 
金属で再現された各パーツは、塗料の乗りを良くする為、グンゼのMr.メタルプライマーで処理しておきましたが、しかし金属パーツのキットなんか、何で買ったんだろう。
一番考えられるのは、勿論例のアニメ映画の影響でしょうが、当時私の周りで手に入るキットはこれしか無く、仕方なしに買ったものだと思われます・・・。
しかしエンジンを再現させるつもりも技術もなく、当時の私にとっては殆ど意味の無いホワイト・メタル製のエンジンになってしまっておりました・・・。
勿体ない話ですね。

使用カメラPentax K-x、2012.07.14、撮影。
 
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