RX-178 "ガンダム Mk-U"-3号機- (バンダイ1/144)。1988頃 完成。 地球連邦軍の"ティターンズ"が開発したモビル・スーツで、一年戦争時の同軍のモビル・スーツ RX-78"ガンダム"の後継機。機体解説は以上! このキットは所謂"Zシリーズ"が出て直ぐ"何とかグレード"とか云うシリーズ名も付かない全くの初期のものでしたがそこはバンダイ製、誠に作り易かったですね。 しかし、これをそのままホワイト系で塗るのは芸がないと、悪役ガンダム色に塗装したのはもう何十年も前の事。 そう、昔は、作品中に出て来るモビル・スーツを、作品中のカラーリングで(ここ拘りポイント!)せっせと何機も作りましたねぇ。それはそれはきっちりと作ったんだから。 しっかり合わせ目を消し、雑誌を見ながらエナメル系の塗料を調合し、"筆塗り"ながらも丁寧に作っていたんですよ。 でもそれだけ力を入れて作ったにも関わらず、この時期(私の中での"第一期の中期")の作品は、当時の私にとっては何故か納得の行くものではなかった(力み過ぎ?)様で、直ぐに破壊の道を辿りその殆どを消失、この"ガンダム Mk-U"はその中の最後の生き残りと云う事になります。 そしてその後モビル・スーツをオリジナル・カラーで気楽に作れる様になったのはもう少し後になってからの事であります。 |
何を隠そうこのキットは、この頃マイ・ブームだったタミヤの(エナメル系ではなく)アクリル塗料で塗装したのであります。 当時新しく出たこのアクリル塗料、伸びが良く気に入っており"ウォーターライン・シリーズ"や一部の"オートバイ"、"F1"シリーズにも使用、香りの良い塗料でしたが唯一乾きが遅いのが最大の欠点でした。 エナメル塗料の感覚で「もう良いかな〜」と指で触ろうものならクッキリと指紋が付きます。 そしてようやく触れる様になりティッシュ(これはNGですよ)で包んで保管し、再度出そうものならティッシュの繊維がキットにくっつき地獄を見る事に・・・。 そして止めは"カビ"が生える事。 流石は水性塗料だけあって何十年振りかに保管箱から出してきたキットは、それは凄い事になっておりました。 この様な出来事を経験し、タミヤのアクリル塗料は私の中で永遠に封印される事になったのでした(一通り揃えたのに〜!)。 あ、FX-1"フラットブラック"だけはエナメル塗料を犯す事がないので今でもウェザリング用として使用しております。 |
一応、頭部も力を入れて塗ったんですよ。 オマケで付いていた脱着式のバルカン・ポッドを装着したまま保管しておりましたら癒着して固定式になっていました。 あ、"カビ"が・・・。 使用カメラPentax K-x、2018(H30).07.11撮影。 |