1/12 ホンダ・ドリーム50
'97型、ホンダ・ドリーム50(アオシマ1/12)。
2024(R06).10.18、完成。
キットは"カスタム仕様"でしたが、作例は1997年型のノーマル・モデルにしています。

1962年に販売され人気を博した50ccの市販レーシング・マシンホンダCR110の復刻版として1997年に販売されたホンダ・ドリーム50、この5050ccと云うだけでなくホンダ創立50周年の意味も込められている。
エンジンは空冷4ストローク単気筒、49ccでありながらDOHC4バルブを採用し(ついでに2排気ポートにしての)出力5.6ps
確かに良く回るエンジンだが、その割には速くないとか。

ここで実車のバリエーションを書いておきます。
大まかに云いますとおよそ3車種になりますでしょうか。
'97ホンダ・ドリーム50は作例の様なベーシックなノーマル・モデル
同時期に販売されていたホンダ・ドリーム50R(7.0ps)は、保安部品を外しHRC(ホンダ・レーシング・クラブ)のレーシング・パーツを軽〜く装備させた準レーシング・モデル
'98にはガソリン・タンクを、フレームをにしたスペシャル・エディション・モデルが登場(中身はほぼノーマルと変わらず)。これは当時のファクトリー・レーサーRC110(CR110じゃないよ)をイメージしてのもの。
そして'05頃にはホンダ・ドリーム50TTなるものも限定販売で登場。こっちは同HRCのパーツをガッツリ組み込んだ(勿論、保安部品なし)正に純レーシング・モデル
これなんかマフラーが1本出しになっていたりと、かなり気合が入っていた様で、暫くの間はこれらのマシンを使ってのシリーズ戦も開催されていたとか。

まるでミニ4駆を改造する感覚でカスタム化出来るんですね。
そりゃあ1960年代を知るおじさん達が夢中になる筈ですわ。
差し詰め、モンキーが少年のおもちゃだったら、ドリーム50はおじさんのおもちゃと云う事ですか。
 
キットの方は良く出来ていて、少し驚かされました。
50ccモデルでパーツが結構細かかった(細かった?)のですが、パーツの合いはすこぶる良好、只、流石にフレームは細すぎて初めから歪んでおりましたが、エンジンを閉じ込む際に洗濯ばさみ等でしっかり固定し、一つ一つ確実に接着すれば問題ありません。
最近のアオシマさん、脱帽です。

そのアオシマさんに於けるホンダ・ドリーム50キットのバリエーションも書いておきます。
アオシマさんではホンダ・ドリーム50系は現在まで4種類確認されておりました。
"ノーマル仕様"は、追加パーツなしのベーシックな'97 ホンダ・ドリーム50
"スペシャル・エディション仕様"は、タンクが赤の成型色の'98 ホンダ・ドリーム50。デカールはノーマル系には共通のものが入っている(いた)様です。
"レーシング仕様"は、HRCのパーツ(ランナー3枚分)を追加した'97 ホンダ・ドリーム50 HRCレーシング。デカールはレーシング用の物が入っていたらしい。
それはそうとこのHRCのパーツ群、何故かホンダ未承認となっている為?敢えてドリーム50Rドリーム50TTとはしていない様です。
もっとも、このパーツを使えば何ちゃってドリーム50R何ちゃってドリーム50TT等は作れますので問題ないと云えば問題ないのでしょう。
そして"カスタム仕様"は、今回の作例の元であり"レーシング仕様"のパーツ、ランナー1枚のみを入れた'97 ホンダ・ドリーム50、この4種となっています。
現在入手できるのはこの"カスタム仕様"だけであり、このキットがグンゼの1/12ホンダCR110のキットを作る上でのミソになったのです。
 
以前のホンダCR110を作る際に金属モデルとして買ったにも関わらず、金属加工をしたくない一心で他キットから金属パーツの代用品を探し回っていた(所謂悪あがき)所このキットに出会い、開けてビックリ、CR110に使えるパーツがあったじゃないですか。
今考えてみればドリーム50CR110を意識して作られたもの、なので共通点(共通パーツ)があるのも当然でしたね。

と云う事でパーツ取りとして買ったこのアオシマさんの"カスタム仕様"、詰まり"ノーマル仕様"に"レーシング仕様"のパーツを追加されて販売されているキットでしたが、前作のCR110を製作した時に使ったものは、結局"レーシング仕様"のパーツのみ。
そして手元には、まるまる一台分の"ノーマル仕様"を作れるパーツ群が残りました。
う〜ん、それをこのままジャンクBOXへ入れてパーツ取りにするのもちょっと勿体無いし、"ノーマル仕様"は現在絶版ですが説明書は簡単に手に入る(そこは、ほら、蛇の道は何とか・・・)ので問題ないし、オリジナルに拘る私としては"カスタム仕様"よりも"ノーマル仕様"を作るなら何も問題ないし、ならばここはひとつ、こいつをベーシックな'97 ホンダ・ドリーム50"ノーマル仕様"として作ろうじゃあないかと思い、作例に至る。
 
いつもの様に拘ったナンバー・プレートメーター板、そしてバック・ミラーの3箇所。
ナンバー・プレートメーター板は0.5mmプラ板にデカールを貼り、クリアー・コーティング(コンパウンド掛け)、その後ナンバー・プレートはダミーの虫ピンの頭を埋め込んでいますが、バック・ミラーは今回新手法でいきました。
使ったのは0.2mm洋白板。0.2mmでも分厚く感じられるのは流石金属板(0.2mmプラ板なんかまるで紙の様な薄さなんですがね)、取り扱いに注意しないと指がザックリです。
ミラー本体にマスキング・テープを貼りミラー面をボールペンで型取ります。
そして余分な処を切り取り、ミラーの形にしたマスキング・テープを、予め小さく切った洋白板に貼り、金属用ビットをかませたリューターで型紙の大きさになるまでひたすら削る。
大まかに削ると後は紙ヤスリの400〜1000で縁を整え、ミラーにフィットするか確認。
OKならそれを適当なプラ板に瞬間接着剤で固定。
今度は2000〜4000のスポンジヤスリ、そしてコンパウンドで磨く、磨く。
OKならプラ板の裏からリューターで削って穴を空け、ミラーを外す。
洗剤で洗ったらミラー・パーツの完成。

バック・ミラー本体にエポキシ系接着剤でさりげなく貼ると(個人的には)大満足。
欠点は0.2mmでも厚さが気になるかな位。
もう少し光らせたいなら、磨きにもう少し時間を掛ければいいのでしょうが、まぁ、初めてなのでこんなもんでしょう。
 
どことなくスーパー・カブの雰囲気が感じられます。ご先祖様ですからね〜。
 
懐かしい感じのシルエットは、フレームのと相まって見るものを楽しませてくれます。
実際、手元に置き眺めるだけの為に実車を買って行く人達もいたのだとか。
 
タンク容量 6.2L
タンク・バンドは実車通りのゴムの質感が出ています。
メーター板がさりげなく光ってるとか、どう?
バック・ミラーなんか、ピカピカだよ(金属だからね)、ちゃんと写ってるよ、どうよ?

バック・ミラー洋白板、これ、使えるわ。

使用カメラPentax K-x、2024(R06).10.20、撮影。
 
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