RMS-117"ガルバルディβ"(バンダイ1/144 Zガンダム・シリーズ No-05)。 オリジナル・ストーリーのM.コイサン一等兵、搭乗機。 1994(H06).04.06、完成。 この機体は"1年戦争"末期にジオン軍が何機か試作したモビル・スーツの中の一機。それを戦後、地球連邦軍が接収し、改装、量産したもの。 "MS-14系"の流れを汲む本機であるが、MS-14A"ゲルググ"よりもスマートな印象を受ける。 また、かなりの高性能であったが、操縦は難しくベテラン・パイロットにしか扱えなかったとされる。 成る程、ピーキーな2ストのビッグ・バイクみたいな感じなのね。 |
いきなり"ふらっ"と現れ仕事を下さいと言われても困惑する主人公達だったが、仲間の一人が面白がってモビル・スーツの操縦を教えたところあっという間にマスターしてしまう。 丁度、この基地では(この時期では、どこの基地も)モビル・スーツのパイロットが足りず、取り合えず雇う事にする司令官。 只、最前線で敵モビル・スーツ相手に戦う事だけは「命を懸けて戦うのは部族の戦士同士の戦いだけである!」等と良く判らない理屈を並べ、頑なに拒んだ。 しかし彼の抜群の操縦センスとその人柄のお陰で既に基地内では押しも押されもしない人気者となっていた事もあってか、司令官は敢えて細かい事は言わなかった。 そして彼自身も薬代どころか結構な貯えが出来ていたにも拘らず、その後も引き続きモビル・スーツを使った雑用!をこなしている処を見ると、この基地での生活が気に入っている様だった。 それから月日は流れ、何度も襲って来た危機的状況をこの基地と共に乗り越え、遂に"1年戦争"の終戦を迎える。 更にその7年後(Zの時代)には、彼は大ベテランのモビル・スーツ・パイロットの教官となっており、専ら自らこの標的機に乗り込み、ヒヨッコ達を相手に、日夜楽しそうに飛び回るのだった。 |
元ネタでもあるこのカラーリングは、タミヤ・ニュースVol.134号(1983)のウラ表紙に出ていた当時のF-4EJ "ファントムU"の塗装、第6航空団、第306飛行隊343号機のものをそのまま頂いたものであり、この343号機は目標機として使われていたそうです。 模型的にはストレートに組み立て、全てエナメル系の筆塗りで仕上げています。 でも流石はバンダイさん、作り易さは"ピカ一"、プロポーションも"グー"! |
至る所に"注意書き"やら、"デカール"やらを駆使してごちゃごちゃデコレーションしています(笑)。 "ビーム・ライフル"はこんな感じ。 |
標的機=的と云えばリンゴ! ウイリアム・テルのお話が超有名なのでそこから頂いたリンゴをパーソナル・マークにしましたが、そこはモビル・スーツの操縦に長けた彼の事、当てられるものなら当ててごらんとばかりに翼を生やして見ました。 多分、エナメルで手描きのデカールだったと思います。 コックピットは開閉選択式、ハッチにも何やら描いておりますな。 |
ランドセル(バックパック)やシールドはこんな感じです。 右のスカートのダクト上にはちゃんと"fling apple!"の文字が。 白のエナメルで描きました。 この頃は、何か無駄に気合が入っていたみたい・・・。 使用カメラPentax K-x、2020(R02).05.19撮影。 |