1/700 航空母艦 信濃
日本 航空母艦 信濃(タミヤ1/700)。1991(H03).04.20、完成。
全長266.0m、公試排水量68,059t。

戦艦 大和型の3番艦で、造船中に計画が変更され空母となる。
1944(S19).11.19竣工。
1944(S19).11.29アメリカ海軍の潜水艦"アーチャーフィッシュ"の魚雷4本を受け沈没。
竣工から沈没まで僅か10日間、薄命の巨大空母であった。
 
キットはタミヤ製で作り易さは一級品、と云うかパーツ、意外と少なかったし。
それをアクリルのXF-5"ファラットグリーン"の筆塗りで仕上げました。

当時はノリノリだった様でカッターマットの上にカッターやピンセットの工具を並べ"ドックごっこ"と称して遊びながら作っていた様でしたが、この信濃は何せでかい!(約38cm)ので、机のあちこちにぶつけるわ、塗ってる尻から乾いて行くわでかなりてこずった覚えがあります。

尚、最近は資料も豊富に出揃い甲板のライン船体の迷彩パターン(そう、船体に迷彩塗装が施されていたんですね、驚きです)までも判明している様ですが、キットはあくまでも当時の説明書通りに作っています。
 
右舷からのショット。
出航時の護衛には第17駆逐隊磯風浜風雪風の3隻が随伴しておりましたが、駆逐艦の細いワイヤーでは航行不能になった巨大空母を曳航するにはあまりにも力不足でした。
 
被写体が余りにもでかい!ので、逆にピントがどこに合わせればいいのか良く判らなくなって来ました。
一応、手前(艦首又は艦尾)に合わせているつもりなんですけど・・・。

それは兎も角、シュッとした艦首のラインがとても良いですね。
このラインが大和型であると云う事を物語っています、って云うかそのまま大和です。
 
ブリッジのアップ。
当時出始めたばかりのアクリル塗料、伸びも良く、匂いも気に入っていたのですが如何せんカビが生えて・・・。
特にXF-1"フラットブラック"は生え易い様で、煙突は見るも無残な事になりました。

一応全体にウェザリング(汚し塗装)をしています。
 
艦首のアップ。
菊花紋章は少々オーバースケールですがちゃんと塗りました。

艦首(飛行甲板)左右にある黒いダクトの様なものは120mmロケットランチャーだそうです。
前後左右に3基づつ装備されています(カビまみれですが)。
 
お尻もでかい!です。
当時信濃は最前線における移動航空基地としての運用を考えていた様で、搭載航空機は直営の零戦以外は考えにはなかったそうです。

でも、広い甲板に何もないのは少し寂しく、やっぱり空母と云えば飛行機を乗せなきゃと云う事で少しだけ遊んで見ました。


この時買ったキットオマケで付いていたのは、ここに写っている3機種の他に艦上爆撃機 彗星が入った4機種セットのランナーが(確か)2枚(これは日本海軍艦載機前期セットと云うキット?にもなっています)あったと記憶していましたが・・・。
三菱 A6M2b「零式艦上戦闘機」(零戦)、"零戦"。
細かく云うと21型タイプになるみたい。
上の人は(れいせん)と呼んでいた様ですが、兵士や庶民の間では"ぜろせん"と呼んでいたらしいです。
なのでここでは呼称を(れいせん)、愛称を"ぜろせん"としておきます。
コードネーム"Zeke"又は"Zero"。

定員1名。最高速度533.4km/h、航続距離2,222km。
武装、20mm機関砲×2、7.7mm機関砲×2、
30kg爆弾×2又は60kg爆弾×2。
<以上、21型のデータ>
 
愛知 D3A1 「九九式艦上爆撃機」(九九式艦爆とか九九艦爆)、"愛称"なし。
キャノピーと水平尾翼の形状から判断すると"11型"っぽいし、日本海軍艦載機前期セットに入っているので、ここでは"11型"タイプにしておきます。
コードネーム"val"。

定員2名。最高速度381.5km/h、航続距離1,472km。
武装、機首固定7.7mm機関銃×2、後方旋回7.7mm×1、
250kg爆弾×1又は60kg爆弾×2。
<以上、"11型"のデータ>
 
中島 B5N2「九七式艦上攻撃機」(九七式艦攻とか九七艦攻)、"愛称"なし。
一応、機首がスマートですし開戦時には既に配備されていた様なので、一応"12型"タイプとしておきます。
コードネーム"kate"。

定員3名。最高速度377.8km/h、航続距離1,993km。
武装、九二式7.7mm旋回機関銃×1、
下記のいずれか一つ
800kg魚雷×1
800kg爆弾×1又は500kg爆弾×1
250kg爆弾×2
60kg爆弾×6。
<以上、"12型"のデータ>

この機のみ1992(H04).09.25、完成。

以上2020(R02).11.25撮影、使用カメラPentax K-x
 
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