Nゲージ 近鉄6020系(グリーンマックス改造)
近鉄南大阪線6020系 -4両編成- "復刻ラビットカー塗装" (グリーンマックス改造 Nゲージ)
2021(R03).08.18完成。

近鉄の吉野線開通100周年を記念して2012.08に復刻された昔懐かしいラビットカー塗装です。
個人的には近鉄南大阪線(長野線)の沿線に住んでいますので、この車両はちょくちょく見かけておりました。
それで懐かしいなあと思っておりましたらN田氏が「作って見たら?」とわざわざパーツを買い揃えてくれたり、丁寧な説明書まで作ってくれたりと色々プロデュースして貰い(その割にはそのアドバイスも活かされず、結局いつもの中断を挟んで)この度ようやく完成しましたが、この塗装は2020.08にひっそりと終了しておりました。
まぁ、良い思い出と云う事で。

車両的には馴染みのある河内長野行き準急にしています。
尚、車両データやその他の詳しい解説はN田氏の同6000系2410系6200系(あ、これはまだでしたか)のページを参照して下さい。
ここでは模型的な事をつらつら書いて行きます。
 
車両全体の姿は、こう!
河内長野方面へ向かって先頭から、モ6051+モ6052+サ6171+ク6136の4両編成となっています。

やっぱり走らせるのが鉄道模型の醍醐味と云う事らしいので、一応、レールクリーナー(トミックス)とか、セラグリHG(タミヤ)とかも買い揃えました。
それらを使ってしっかりレールをお掃除もしました。(動力車の分解メンテナンスは、ギア音は兎も角、取りあえずモーターはスムーズに回ったので、又必要に迫られた時考える事にしました、と云うか初心者には無理!)。

そして、いざ走行!
しかし事前にしっかりと調整した(はず)でしたが、走行している各車両の間が長かったり、短かったりと連結部の間隔はばらばら・・・。
もう、知らん・・・。
 
河内長野側の先頭車、モ6051の左右のショット。
色々オレンジ色を探し回りましたが結局、No.03 ビビッドオレンジ(ガイアカラー バーチャロン専用色)に落ち着きました。
厳密に云えば実車のオレンジはほんの少しだけ赤みが入っている感じなのですが、色の明るさレベルはこのビビッドオレンジがほぼ近いラインなのでこれにしました。
結構な鮮やかさですが、近鉄特急とはまた違った発色で、ぱっと見はラビットカーっぽく見えると思いますが、如何でしょう。

白ラインは1mmのマスキングテープ(Mr.ホビー)を使用。
実車のラインをNゲージに当てはめて見ると0.9mm以下になりましたが手近のモノで代用、ボディの白サフの上から貼りました。

最後に全体のトーンを揃える為、No.181スーパークリヤー半つや消し(Mr.カラー)を吹いておきました。
 
パンタグラフ付きの中間電動車モ6052の左右のショット。
"屋根はニュートラルグレー"と云う呪文がずっと頭の中にあり、屋根の塗装は何の疑いも無くNo.13ニュートラルグレー(Mr.カラー)を塗装。
しかし出来上がって見るとコレジャナイ・・・。
もっと資料を見て自分なりのイメージを掴みましょうと云う事で色々調べた結果No.09ねずみ色1号(グリーンマックス)に決定。
実車はもう少し明るいライトグレー系の感じでしたが、この色を使っている人が多かったり、何より先述のニュートラルグレーよりも納得出来る色合いだったのでこれにしました。
と云う事でこの色で屋根を再塗装。少し暗めのグレーがいい感じになりました。
 
"ラビットカー"の肝である銀のラビットマークは自作デカールで再現。
先ず、ご存知アルプスのプリンター白いラビットマークを印刷して貼ります。
そのデカールの上から通常のインクジェットプリンターを使ってミラクルデカール(ケートレーディング)にラビットマークを印刷し、それを下の白いマークに上手く重なる様に貼ります。
尚、ミラクルデカールは結構な厚みがあるので、入念にクリヤーコーティングして段差をなくし(でも今回はデカール部分が盛り上がっています・・・)、一応、完成。
ここまで来るのにかなりてこずりますが、インクジェットプリンターでのグレーの発色は良く、手間を掛けた甲斐はあります。
只、こんな事をしなくてもアルプスのプリンター用には銀箔の様な特色カラー(インクリボンカセット)もありますので、それを買って(1ヶ\2,500位、販売しているかまでは未確認)使った方が早いんでしょうけどね。
 
阿倍野橋側の中間付随車サ6171の左右のショット。
そんなグレーの屋根ですが何もしないのも少し寂しいのでエナメルのFX-1フラットブラック(タミヤ)でウエザリング床下機器やスカートもグレーのままじゃあ、ちと寂しいので同じくFX-10フラットブラウン(タミヤ)でウェザリングして見ました。
ちょっとだけ実感出たかしら。
 
阿部野橋側先頭車ク6136の左右ショット。
細かな処ではドア下部のステップ塗装には今回初めて新兵器のからす口を使用してX-11クロームシルバー(タミヤ)で塗装してみました。
このからす口、使い方を少し練習すればいとも簡単に綺麗な線が引けるので、是非使う事をお勧めします。
え? 私ですか? いや〜、線は綺麗に引けるんですが、如何せん緊張しすぎて自分でも笑い出したくなる位手が震え、思いっきりはみ出しまくりました。
まぁ、エナメルですから乾いてから爪楊枝でこそげれば問題ないのですがね。

先頭車の黄色?のランプはピンバイスで穴を開け、FX-3フラットイエロー(タミヤ)にFX-1フラットブラックを混ぜた物(殆ど黒)を塗った極細のプラ棒を差し込んで接着。
テールランプ(ドア開閉ランプも)はFX-7フラットレッド(タミヤ)に同じくフラットブラックを混ぜた物(殆ど黒)を、これは流石に塗装だけしておきました。

行き先表示幕?は某ソフトを使いシールに印刷、貼り付けました(よ〜く見ると読めます)。

窓ガラス0.2mmプラ板(ダイソー)を適当にカットし、Gクリヤー(コニシ)で接着。
初めてこの接着剤を本格的に使ったけど、なかなか使い易くていいですね。
フロントガラスのワイパーははみ出さずに塗装する自信がなかったのでマスキングテープでマスキングしてからこれまたフラットブラック塗装しました。


とまぁ、初めてのNゲージ製作は何もかもが初体験、数え上げればキリがない程に手こずりまくり、結果として満足な出来とは程遠いものになったしまいました。
でも、模型の原点に返ったみたいで、作っていて本当に楽しかったです。
いや〜あ、いい勉強になりました。
 
テッテレ〜!
同じグリーンマックス車両用ケースに入れて見ました。
そう! これがしたかったの。
こうしてやると、残念な出来でもちょっとは既製品に見えたりして・・・(だから見えないって)。

使用カメラPentax K-x、2021(R03).08.19撮影。
 


特にお正月とかの情景設定等はなく、只、うさぎ年に因んだ写真と云う事で、以前完成した"ラビットカー"を引っ張り出して、なんかそれっぽい感じで撮りました。
窓の下にかすかに写るラビットマーク(ラビット=うさぎ)で、許しておくれ・・・。

それにしてもスマホカメラのレンズ特性はかなりシビアなものの様です(私のスマホだけなのかも知れませんが・・・)。
一応、スマホ本体を横(左に90°)にして撮影しておりますが、画面中央やや上がレンズの中心?なのか寄って撮影すると、そこを基点に見事に広角が効いてきます(この写真でも駅の柱や車両の窓にそれが出ています)。
また、それを嫌がってトリミング前提で引いて撮ろうとすると、今度は車両前面に合わせたピントがどこかへ行ってしまいます(これは車体色のオレンジが明る過ぎるのも原因の1つかも知れません)。
ついでに云うとこのカメラレンズ、あわせたピント位置よりも少し奥に合う様です(ライト部分に合わせたつもりでしたが綺麗に駅の土台にピントが行ってます)。
後、撮影時にスマホを固定するのも難しい・・・。

そんなこんなで30枚以上も撮った内の一枚がこれです(出来るだけ広角が目立たない様な距離で寄って撮影)。
後はアングルの問題ですが、撮る位置を低くし過ぎるとバックの(机やその他もろもろの)ものが写り込みますので、ぎりぎりの高さで撮影しました。
ちょっと後ろのノートPCが写っておりますが、コレ位だったら卓上で撮影した感があってむしろ宜しい。

あ、アンテナに付いたホコリがアホ毛みたいになっていますね(修正ソフトを使う以前に、撮影前には簡単なホコリ取りをしましょう)。

使用カメラHUAWEI nova lite 3、2022(R04).12.20撮影。
 
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